ブスな欠陥品 -わたしを愛して-

恋愛と自信の関係について語りたい。

こんなブスなわたしを
好きになってくれた男の子がいたのね。
物好きな人だな と思ったけど、正直めちゃくちゃ嬉しかった。

人生初めてのデートの相手がその人なんだけど、
2人でお寿司食べに行った

そこで初めて奢ってもらったんだけど、 
世の女子が奢ってもらったアピールする理由がその時少しわかった気がする。


奢られるっていうのは、つまり自分の価値が高い、みたいなところない??
例えば5000円のお寿司を奢ってもらうってことは、わたしは5000円のお寿司と同じくらいの価値的な。伝わるかなこれ


まぁそんな感じで、デートして、付き合って。





でね、わたしの友達たちは彼氏できると急になんか上から目線でもの言ってくるわけだ。

まーじでムカついてたわけ、彼氏がいなかったときは。それこそ心の中は

氏ね!氏ねー!氏んでしまえ!

もう罵詈雑言 


わたしはああいう恋愛バカ女になりたくなかったから、謙虚に付き合おうと思ってましたよ、自分に自信もないしね。


でも、彼氏ができてひとつだけ変わったことは、
毎日が楽しくなった。

今まで顔のこと気にして、イタイ人と思われたら嫌だなーと思って、着たい服をあまり着ず避けてきたけど、

デートの日は、むしろダサい格好してる方が彼氏様に迷惑をかけてしまうと思って、がんばってオシャレしてみたり、ヘアアレンジもした。

そしたら意外と大丈夫だった。周りの人はそんなにイタイ目で見てきてなかった。




それがわたしの大発見だった。そして毎日着たい服を着て学校に行った。楽しかった。


そして少しずつ自信が持てるようになった。



でもそれはほんの一瞬。






わたしは次第にメンヘラになっていってしまったのだ。

理由は、彼が私をブスだと思っている という私の激しい思い込み。いや、私は実際ブスなんだけど、人の目線や表情、声のトーンで人の考えてることを想像する癖が私にはあって。うまく言えないけど、昔から 『ブス!きもいんだよ』っていろんな人に思われてきたからかな、

『あ、この人の表情、わたしを ブス!きもい ! と思ってる絶対!』
って思い込んじゃう。たとえその人がそう思ってなかったとしても。


 
そうなると、昔わたしをいじめてきた男たちと彼氏が重なって、嫌になってきて、そう言う思い込みがだんだんやめられなくなり、キレては泣いて、キレては泣いて、そして勢いに任せて別れを言いました。




あの人は何も悪いことしてなかった。
たとえほんとにわたしをブスだなと思ってたとしても、それを口に出したことはなかった。 こんなわたしのことを可愛いと褒めてくれたし、好きと言ってくれた。一瞬でも、わたしに自信をくれた。

てなわけで、
わたしは最低なブスに成り下がりましたとさ。



そんなわけで今のわたしが必要なのは、わたしを愛してくれる人。死ぬほど。
わたしは、愛されないと自信を一生持てないってことを悟ったよ…



"自分を愛せない人に他人を愛せない"って言葉あるけど、あれは本当。
わたしがいい例だけど、初めから誰かを愛するつもりで付き合いたいと思ってない…

 自分を好きになりたくて、自分に自信を与えてくれる彼氏が欲しいって思考回路。
彼氏を愛するっていう肝が欠損してるわ。


わいはブスな欠陥品。